1ヶ月以上待ったオリーブオイルが、イタリアはトスカーナから届きました!
私は一昨年イタリアで結婚式を挙げたのですが、現地フィレンツェで
プランナーをされている方が、現地でもお店に出回らないような
新鮮なオリーブオイルを、ご自分の分と一緒に注文してくださるのです!

さっそく、パンにつけていただきました。
瓶からお皿に注いでみた第一印象は、「思ったより色が濃くない!」
もっと緑色〜な感じのものが届くかと思っていました(笑)
少しなめてみると・・・
酸度が抜群に低い!!!!!(これは後で説明します)
そしてまず、青々としたさわやかでフレッシュな風味。
次に、やわらかいフルーティーな風味が広がり、それが一気に
スッとなくなるような抜群のキレ。
最後に、ピリッとした辛みのアクセントの余韻。
このピリッとした刺激、まさにトスカーナ産のオリーブオイル!
ちなみにトスカーナ産のオリーブオイルは、最高品質と言われているそうです。
一番驚いたのは、ものすごくキレが良いこと。
私の持論。
「美味しい物はキレが良い」
を鼻で笑うかのように軽〜くクリアしてしまうほどのキレ!!
“キレって何よ?”って思う方もいると思いますので、簡単に説明すると・・・
「嫌な後味が口に残らない」
良質の本マグロの大トロを食べた時、あんなに脂っこいのに
スッと口で溶けて、何も食べていなかったかのように口の中から
風味が消えますよね?
まさに、あれです。
でも、食べ物はすべて酸化します。
油脂は酸化が激しいのです。
酸化したオイルの味はどうなるか、なんとなく想像はつきますよね?
風味は落ち、油臭くなり、ベタッ、ヌルッとした感触が口に残ります。
このオイルをなめたとき、酸化した味がまったくしなかったんです。
オリーブオイルは、収穫してからオイルになるまでの間が空けば空くほど
酸化してしまうそうです。
つまり、自社農園で頃合いを見計らって一番良い時期に摘んで、
いかに素早くその場でオイルにできるか、にかかっているそうです。
もちろん、それから瓶に詰められても酸化は進んでいくため、
それから日本の小売店に並ぶのにかかる時間なども関係します。
オリーブオイルは“酸度”が低いほど良質と言われています。
つまり自社農園で作られた新鮮なオリーブオイルは、自然と
酸度が低くなるはずなんです。
このオイルをなめたとき、その酸度の低さに驚きました。
ここまで酸度が低いものを食べたのは初めてです。
さすが、現地でもお店には出回らないだけある。。。
あ、言っておきますが、酸度を計ったわけではないので憶測です!
ちなみに私は、以前会社で実施した五原味テスト(味覚テスト。
うちの会社では通常行われる濃度の半分で実施していた)では
2回受けて両方パーフェクトだったので、だいたい合っている
とは思いますが、間違ってたらごめんなさい(笑)
今回は、瓶と缶と2種類を注文してみたのですが、缶のほうも
開けてみるのが楽しみです♪
1瓶なくなったら、とりあえず缶を開けてみよう。。。(3瓶あるので)
そうそう、ここまで書いておいて何ですが、まだ私の理想とする
オリーブオイルの味にはめぐり逢えていません。
理想は、すがすがしくフルーティーで、かつ、どっしりとしたコクがあり、
ピリッとした上品な刺激があり、キレが良いオイル。
誰か、こんなオイルを知っていたら教えて下さい。
頭の中では味ができているのに、実際に見つけられていない。
(開発の仕事は、その頭の中の味を実際に形にするというやり方で
私はやっていました。人によってやり方は違いますが。)
ちなみに、今までで一番美味しくて感動したオリーブオイルは、
イタリアで結婚式を挙げた古城の5つ星ホテルのレストランで
出て来たオイルです。
一番私の理想に近かったのです。
どうして商品ラベルを見てこなかったんだろう。。。